中古白物家電
例えば冷蔵庫・洗濯機などの白物家電であるが、これらは食品を収めたり、洗濯によって肌着などの直接肌に触れる衣服を洗う事もあるため、(気分的・感覚的な問題ではあるが)中古を嫌う人もあり、またその一方で、機能的に不備があった場合に食中毒が発生したり、洗濯物がきちんと衛生的な状態に洗い上がらないといった問題も出るため、中古白物家電は人気が無く、このため白物家電を取り扱う業者も少ない。
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一方で、家電リサイクル法の施行以来、これら白物家電を含む大型の・または廃棄に際して環境負荷の大きい家電製品の処分には消費者負担(リサイクル料金+収集運搬料金)が必要となったため、例え少額でも中古品として買い取り価格が付くのであれば売却したい、とする傾向も見受けられ、このため全般的に大型家電や白物家電では、商品(中古品)が市場にだぶつく傾向が見られる。
[編集] 中古パソコン
またパーソナルコンピュータのような進歩の激しいものでは、中古として出回る頃には最新の機種と比較して性能面で大きな差が見られる事もあり、やはり中古パソコンを求める市場が限定される。しかしながら、以下のようなニーズも存在している。
いわゆる「2台目」として(予備機やバックアップ用途、あるいはファイルサーバーなどとして)
最新機種の性能が無くとも十分な用途(インターネットによるウェブサイト閲覧やEメールの活用)
子供や高齢者向けにパソコンに慣れ親しんでもらう(壊れても構わない・惜しくない)
これらでは価格も安い中古パソコンで充分というニーズもある。中古パソコン市場については、日本国内外を含め、年間約200万台が輸出・販売されている。しかしながら、左近の新製品の価格低下により、旧来の製品の販売価格を考慮して中古価格を決定すると、逆に中古品の方が割高になってしまう逆転現象も一部起こり始めている(ただし、現在のPCには搭載されていない機能などを求めて、最新型よりかえって高くついてでも、中古を求めるマニアも存在する)。
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世界的には、中古パソコン市場は年々拡大をしており、当面その需要は増加するものと見込まれている。日本からアジア方面への輸出も堅調な模様だ。米Gartnerの2005年のレポートでは、米国から他国に売られた中古パソコンは、2004年度で約1億5250万セットに上り、世界中のパソコンの1割が二次利用の物だという(CNET記事)。
しかし旧式パソコンの処理性能の低さは現行機種と比較して如何ともし難い格差があり、特にサポートの終了したOSしか搭載できないパソコンの利用価値は、特に先進国に於いて一部の利用者以外には、ほとんど見出されない。加えて最新OSの導入には性能的に対応できない場合も多い。このため中にはOSのアップデートを行わずに、古いパソコンを使い続ける向きもあり、これらはセキュリティホールが放置される事から、ユーザーの気付かない間に乗っ取られる危険性があり、「ゾンビパソコン」とも呼ばれて、コンピュータセキュリティ上の問題にもなっている(→DDoS攻撃)。
ただ、発展途上国などでは最新のパソコンは高価で入手し難い事もあり、先進国で廃棄されたような旧式なパソコンを、輸入して販売したり、あるいは教育方面で使ってもらおうと無償配布する活動をしているNGO慈善団体もみられる。またLinuxやFreeBSDのような、無償で利用でき、旧式パソコン上でも問題なく動作するOSを利用するといった動きもある。
これらでは上に挙げたセキュリティホールの放置による被害拡大を、OSを入れ替えてきちんと保守することで、食い止めたいという考えもあるようだ。特にパソコン用OSとして圧倒的シェアを誇るMicrosoft Windowsでは、それを狙う攻撃も必然的に多くなる部分があり、中古パソコンの利用に際しても、Windows以外のOS乗換えと並行して行われる傾向も見られる。ただ、それらOSは技術者や技術愛好者のためのOSでもあるという側面も強く、乗り換えには相応の技術知識を必要とし、また事実上の標準として数多いWindows用のアプリケーションソフトウェアやデバイスドライバが使えなくなるデメリットも見られる。この場合には、専門の技術者がOSの導入を行って設定し、一般のユーザーはX Window System上でGUIを使って「インターネットやEメール、またはOpenOffice.orgのワープロ・表計算を利用」して、実質的に「MS Windowsと同じような感覚で利用する」という形になる
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また、先進国でも一部市場がマニアなど向けに存在しており、8Bit/16Bit時代の極めて古い物や、ノートパソコンやPDA・ポケットコンピュータに関しては、特定の機種に熱烈なファンがいる場合もあり、こちらでは当時の販売価格に迫る程の高値取引市場も存在しており、そのような人気機種では、販売価格は堅調である。
[編集] 自動車・住宅等の耐久消費財
逆に古くから、自動車と住宅は、簡単に買う事が出来ない価格であるため、現在でも極めて活発に売り買いされている。ただ住宅に際しては、日本に於いては地価の下落が起きた事から価格の低下が見られ、特に地価の高騰期に住宅を購入した場合では、購入価格よりかなり安い値段でしか売れない事もあって、現在それらを所有している人が手放したがらないなどの問題も見られる。
中古の交通信号機
兵庫県では2000年以前の樹脂製信号機の転用や歩行者用信号機の中古利用が行っている場合もある。兵庫県では灰色に塗装してから中古利用される場合も多いために錆びにくいうえ再利用が出来るために仮設の信号機には最適な設備である。
[編集] 中古品の問題点
中古品の売買に際しては、機能面や法が絡んで問題が発生するケースがある。
[編集] 中古自動車
事故歴の隠匿、整備手帳の処分、走行距離計の巻き戻しなどさまざまな問題がある。
※詳細は中古車を参照
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[編集] 中古ゲームソフト
コンピュータゲームのソフトウェア等といった著作物では、それらの中古販売によって発生する著作利用権に絡む金銭授受が行われない。この取引により新品の売り上げが落ちると言う主張がコンピュータソフトウェア著作権協会などによって行われていた。1998年1月にコンピュータソフトウェア著作権協会・コンピュータエンターテインメントソフトウェア協会(当時)・日本パーソナルコンピュータソフトウェア協会は共同で「違法中古ゲームソフト撲滅キャンペーン」を開始し、コンピュータエンターテインメントソフトウェア協会会員各社のソフトには「NO RESALE」マークが添付されるようになった(2002年5月に廃止)。
なおこの問題に際して、有志の弁護士・法学者らが「中古ソフト問題研究会」を結成、同研究会は疑問を提示した。また中古ゲームソフトを扱う販売店の多くは新品のゲームソフトも販売しているが、この中古ゲームソフト販売に不満を持ったソニー・コンピュータエンタテインメントが商品の卸売りで圧力を掛けた際に、公正取引委員会が同社に「販売店に中古品取り扱いをさせないことをやめること」を含めた排除勧告を行っている。
また、これと並行してカプコンなどメーカー7社が東京地裁と大阪地裁で中古ゲームソフト販売店に対する訴訟を起こしていたが、この裁判は2002年4月に最高裁判所で「中古ゲームソフトの販売は著作権法上の頒布権(第26条)の侵害に当たらない」とするメーカー側全面敗訴の判決が下され、決着した(2003年7月に閣議決定された知的財産推進計画ではこの最高裁判決を立法により破棄することを目指す項目が盛り込まれたが、一般国民や学識経験者の反対意見が多かったことを受けて2005年6月の第3次改訂時に当該項目は削除されている)。
諸外国の著作権法では一旦、適法に販売された物に対して引き続き頒布権を行使することが出来ない「権利の消尽」原則が明文で定められており、日本でも前述の裁判が係争中であった1999年6月の著作権法改正で新設された譲渡権(第26条の2)では同様の規定が置かれている(同条第2項以下)。頒布権は前述の裁判が係争中であったことから「権利の消尽」原則の明文化が見送られたが、最高裁判決は頒布権も明文の規定が存在するか否かに関わらず「権利の消尽」原則が適用されることを宣言したものである。